データベースやSQLの学習を始めたい・始めようとしている方で「用語が分からない」という方もいると思います。
この記事ではデータベースやSQLに関する用語を紹介しています。
学習を始めたばかりで用語が把握できていない方は復習に利用したり用語を覚えたい方もご覧いただければと思います。
データベースやSQLの基本用語
データベースやSQLに関する用語を説明していきます。
テーブル
データを格納する表です。エクセルのような形式でデータを管理しています。
横方向に並んでいる「列」と縦方向に並ぶ「行」でできています。
例えば、ユーザーのテーブルであれば列には「ユーザーid」「氏名」「メールアドレス」「年齢」などが格納されています。
行はユーザーごとの列のデータとなります。
以下の表だと「1,鈴木一郎,ichiro@example.com,46」のデータが行です。
ユーザーid | 氏名 | メールアドレス | 年齢 |
---|---|---|---|
1 | 鈴木一郎 | ichiro@example.com | 46 |
2 | 浅野二郎 | jiro@example.com | 43 |
3 | 山本三子 | mitsuko@example.com | 37 |
4 | 田中四子 | shishi@example.com | 32 |
5 | 加藤五郎 | goro@example.com | 27 |
カラム/フィールド
先程の説明した「列」を「カラム」とも呼びます。上記表だとユーザーid」「氏名」「メールアドレス」「年齢」と4つのカラムで構成されています。
レコード
「行」のことを「レコード」とも呼びます。
赤枠がカラムで青枠がレコードです。
クエリ
クエリはデータの取得、更新、演算、削除、抽出、結合などの処理を命令するSQLのコードです。
SQL文とも呼ばれます。
データ型
データベースはテーブル作成時に列(カラム)ごとに指定したデータの型を決める必要があります。
列のデータの型が決まったら決めた型の形式でしかデータを格納できません。
指定するデータの型を「データ型」と言います。
- 数値型
- 文字列型
- 日付・時刻型
などがあります。
数値型
数値型にも種類があり、
- int(整数)
- tinyint(-127 ~ 128)
- float(浮動小数点 32bit)
- double(浮動小数点 64bit)
があります。
また、MySQLなどのデータベースではなくGoogleのBigQueryではデータ型の呼び名が少し変わっている場合もあります。
文字列型
文字列型は
- char(固定長 255文字まで)
- varchar(可変長 255文字まで)
- text(長い文字列 65535文字)
charは桁数が決まっているデータを扱う場合に利用します。
例:郵便番号や固定電話・携帯電話番号など。
varcharはメールアドレスなどユーザーによって長さが違うものを利用する際に使用されます。
日付・時刻型
日付・時刻の型は、
- date(日付型)
- datetime(日時型)
- time(時刻型)
を表します。タイムスタンプ型もあり、絶対的な時刻を表す際に使用されます。
ビュー
ビューとは「仮想のテーブル」でSQLの実行結果の表を保存したものです。
ビューがあれば同じSQL文を書き直しせずに呼び出せます。
SQLを気軽に使うにはBigQueryがおすすめ
BigQueryはGoogleが提供するデータウェアハウスサービスです。このサービスを使用することで、大量のデータを効率的に管理し分析することができます。ただし、BigQueryを使用するためには、SQLを知っていることが必要です。
BigQueryの基本操作方法について詳しく知りたい場合は、こちらの記事を参考にしてください。
データベース・SQLの用語まとめ
元々プログラミングをしている人は聞いたこともある用語は多いでしょうが、SQLやデータベースから入った人は用語を理解するにも大変かもしれません。
少しずつでいいので覚えていくといいでしょう。
あとは、ひたすらSQL文を書きまくるのが上達するのにおすすめです。
マーケティングとしては今後GA4のデータ保持期間も短いので、GA4のデータ > BigQuery > SQL >データポータルやTableau(タブロー)といったBIツールで分析という流れになってくると思います。
WEBマーケティング担当者でもSQLは触れるようになっておくといいのではないかと思う次第です。