【PREP法】相手につたわる・説得力がでる文章作成方法

目次

PREP法とは

PREP法とは文章作成やプレゼンテーションなどで用いらる文章作成法である。PREP法を用いることで簡潔、かつ説得力のある文章が作成できる。以下の単語の頭文字をとったものでPREP法と呼ぶ。

  • Point(結論、要点)
  • Reason(理由)
  • Example(具体例、事例)
  • Point(結論を繰り返す)

文章作成の流れとして①結論→②理由→③具体例→④再度、結論でまとめるという流れになる。

なぜPREPほうが効果的かと言うと人間は話を聞く集中力は最初の30秒ほどと言われている。したがってその間に結論やポイントが提示されていない話を聞かされるとなんの話をしたいのかがわからず集中力が途切れて頭に話が入ってこないからだ。

小学校や中学校、高校などで校長先生のスピーチは頭に入ってきた人はいるだろうか。(中には話のうまい人もいただろう)僕個人が経験した限りでは、校長先生のスピーチはなにが言いたいか当時の僕はわらなかった。全校集会のスピーチで覚えているのは、中学校の時にトイレにタバコが落ちていて学年指導の先生が話していたときだ。「トイレにタバコが落ちていた」まず結論から始まり、その後タバコはなぜだめなのかといった理由もまじえて話していたからであろう。そういった場合の話は多少おぼろげながら覚えてはいる。

つまり、結論から話し始めるということは相手に聞く心構えをもたせてその後の話を聞いてもらいやすく、かつ理解度が高まるためである。
それではPREP方についてもう少し深堀りして書いていこうと思う。

PREP法で文章を作成するには?

先にも挙げたとおり、①結論→②理由→③具体例→④再度、結論という文章構成であると説明した。まずはその型に当てはめて書いてみるとよい。例えば
【1.結論】
まずはじめに書きたい、伝えたいテーマの結論をここに書く

【2.理由】
1の結論がなぜそうなのかといった理由をここに書く。

【3.具体例】
3.理由に説得力をもたせるために具体例をここに書く

【4.結論】
上記からもわかるとおり「1.結論である」と書く。

大まかな概要だが、流れとしてはこのとおりだ。あとは自分の言葉で書くとよい。

いきなりPREP法で文章が書けない場合は?

「兎にも角にも文章が苦手だ」という人であればまずは「会話・報告」からはじめてみるのもいいだろう。仕事で上司や同僚などに報告する場合でも報告前にPREP法を意識して結論→理由→具体例→結論という流れで話すようにする。もちろんプライベートの会話でも構わない。はじめはうまくいかなくても意識して心がけることで徐々に体に染み付いていくことだろう。

PREP法のメリット

PREP法のメリットとしては以下の3つが挙げられる。

1.時間の短縮
2.文章の質が上がり、説得力が上がる
3.記憶に残りやすい

PREP方のメリット1.時間の短縮

PREP方で文章を作成すると時間の短縮ができる。理由としてはまず「書く構成が決まっている」点がある。何も考えずに日記のように思ったことを書き綴るのであれば問題ないがビジネスシーンなどであれば時間は非常に重要である。書く構成が決まっていれば書く時間も短縮できるのでPREP方は有効である。

PREP方のメリット2.文章の質が上がり、理解度が増す

先ほどの校長先生のスピーチの例でも挙げたが、何を言いたいのかがはっきりしないと頭に入ってこない。はじめに結論をもっていくことで「何について伝えたいか」がはっきりしていれば、その後の話も理解しやすくなる。

PREP方のメリット3.記憶に残りやすい

最初と最後に結論をもってくることで記憶に残りやすくなることもメリットの一つである。心理効果で「初頭効果」と「親近効果」というのは聞いたことはあるだろうか。かいつまんで言えば「初頭効果」は「最初の情報が重要」という認識である。例えば初めて会った人性格や話し方が同じ人が二人いるとして「身なりがしっかりしている」と、「身なりだらしない人」に会った場合は好印象なのは前者であろう。料理でも味付け、価格、提供時間が一緒の料理であれば「盛り付けがよくない料理」よりも「盛り付けがきれいな料理」を選択する人が多いだろう。

PREP方のデメリット

PREP法のデメリットといえば、面白い話などには不向きな点であろうか。物語で使われる「起承転結」などはオチ(伝えたいこと)が最後にくる。これはまた別でワクワクするような構成であれば最後まで聞いて、読んでくれるがビジネスシーンでは不向きだ。(エンタメであれば有効な場合もある)。PREP法はあくまでビジネスやプレゼンテーション、こういったビジネス関連のブログなどで効果が得られる。

PREP方で書いた文章の事例

ここでは簡単にPREP法で書かない場合とPREP法で書いた文章の例を挙げてみる。

最近体重が増えてきたきがする。このままでは肥満体型になってしまうのではないかと思った。そこで筋トレとランニングをすることにした。筋トレとランニングはダイエット方法として必ずといっていいほど挙げられるからだ。筋トレで代謝を挙げて、有酸素でカロリーと脂肪を燃焼させてダイエットをしてみよう。

以上ここまでがPREP法で書かない文章です。以下がPREP法で書いた文章。

ダイエットをするために筋トレと有酸素運動をすることは有効である。筋トレで筋肉量を増やせば基礎代謝が上がるのでカロリー消費も多くなる。有酸素運動も20分以上行えば脂肪燃焼効果が得られカロリーも消費できる。具体的には筋トレを週3回、有酸素運動を週3回で交互に行い水曜日を休息日とする。これらの筋トレと有酸素運動を用いてダイエットを効果的に行っていく。

どうだろうか。筋トレや有酸素も具体的な方法や時間も書いた方がいいと思うが割愛した。文章の流れもPREP法を使ったほうが頭に入ってきやすいのではないだろうか。

PREP法まとめ

最後におさらいで。PREP法は

・Point(結論)
・Reason(理由)
・Example(具体例)
・Point(結論を繰り返す)

で構成された文章作成法で相手に伝えたいことを先に述べることで内容を理解しやすく記憶に残るようにできる方法である。
PREP法を使えば文章作成の時間の短縮なども見込めるので是非活用してほしい。
この記事もPREP法を意識しながら書いてみた。是非ともこの記事を読んだ方はPREP法で文章を作成してみてほしい。

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